とんかつ栄ちゃんで今帰仁アグーのメンチかつを食べる(8回目)

マスターのメンチかつは特別だが、今帰仁アグーのメンチかつは誰にとっても特別だろう。
予約しているが早く食べたいと思うお客さんで開店する前から列になる。
開店し、奥の席で待つ。
するとマスターのお子さんがやってきて、少し話す。
中学の環境について聴き、成田線120周年のE231系横須賀色についても話す。
とんかつ栄ちゃんだけでなく、彼の将来も楽しみだ。

最初のお客さんが帰られた後に移動する。
するとすぐに私のメンチかつができあがり、配膳される。

食べる前にメンチかつを愛でる。
もはや挽肉と呼べないほど大きく挽かれた赤身と脂身は"肉々"と並ぶ。
刻まれた玉ねぎもその面子に並ぶ。

口に入れた瞬間に今帰仁アグーの強力な旨みとその脂身と野菜の甘みは宇宙を形成する。
すばらしい香りと旨みの世界だ。
惚けては食べて、また惚けるを繰り返す。

マスターから肉はカウンター席の別の端にいらっしゃるお客さんが挽いたという。
その方もマスターのメンチかつを絶賛する。
すばらしい素材と技術の結晶がこのメンチかつだ。
旨いには理由がある。

今帰仁アグーは、豚なのに、私のハートを鷲掴みにする。
そのメンチかつは人を幸せにする食べ物だ。
2,300円、今日もごちそうさまでした。
2021/05/05 13:40
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