320km/hを体感するためにE5系はやぶさに乗る

宇都宮を通過するとさらに加速する。
那須塩原近くのカーブを通過するときに経験したことがない横Gがかかる。
車体傾斜システムが効いているようだ。

確かに速いが、本当に320km/hの速さで走っているかわからないw
揺れが小さいのであまり速さを感じない。

しかし例外はある。
福島トンネルで小刻みに揺れ、横Gも感じる。
今まで直線だと思っていたところはカーブだったことを始めて知る。

よくわからなかった320km/hだが、経験で得てきた時間の過ぎ去り方とは違う。
300km/hを超えて、景色と時間についての感覚が変わるのだろう。

仙台に着く。
とりあえずおみやげを買う。
次に在来線で福島に行くので、乗車券を買うためにみどりの窓口に行く。
たくさんの人が並んでいて気持ちが萎える。
電車に間に合うだろうか…という心配もする。

横を見ると自動販売機がある。
自動販売機で長距離の乗車券だけを買ったことはなかったが、試すと買えたw

普通列車で白石まで行き、さらに快速仙台シティラビットで福島に向かう。
途中の眺望が良く、姨捨から望む善光寺平に似ている。
勾配はかなりあり、一瞬見えた勾配標は22‰を示す。

福島に着く。
高校生が多く、原発事故の影響を感じない。
前と変わらず明るい雰囲気で、平和な時間が流れているようで安心する。

福島での目的である、古関裕而記念館に向かう。
福島交通のバスに乗り、日赤前で降りる。
1分くらい歩いて記念館に着く。古関裕而記念館

記念館に入る。
受付の方から簡単な説明を受けて2階に上がる。
栄冠は君に輝く大阪タイガースの歌(阪神タイガースの歌)オリンピックマーチなどが館内のBGMとして流れている。
不思議な感じもするが、この記念館だからできることである。

古関裕而の経歴を知るビデオを見る。
ビデオでは親しみを込めて古関さんと呼んでいる。
古関さん愛用の8ミリ撮影機で撮ったビデオも紹介されている。
その8ミリ撮影機も展示されているが、その大きさとデザインがかわいらしい。

古関さんの部屋が再現されている場所がある。
ここでさらに古関さんの非凡な才能を知る。
驚くことに、古関さんは作曲するときに楽器を使わない。
すべての音楽が頭の中で構成できたのだろう。

曲を聴いたり、展示物を見たりする。
スポーツの番組で頻繁に流れるスポーツショウ行進曲モスラの歌も古関さんが作曲したのは知らなかった。

やはり良い音楽に触れるとそのCDがほしい。
受付でCDNHK番組による国民的作曲家・古関裕而の世界を買う。
そして日本の発展には常に古関さんの曲があったことを感じながら記念館を去る。

最近はオリンピックの招致活動が活発になっている。
もし東京でオリンピックを再び開催したとする。
古関さんのオリンピックマーチは再び使われるのだろうか…

福島駅に戻って古関さん生誕100年記念モニュメントを撮る。福島駅東口前にある古関裕而生誕100年記念モニュメント

今日の目的は達成した。
東京に向かう。
しかし新幹線が遅れている。

E6系は単独で走り、14番線に入線するやまびこははやて・こまちの通過を遮る。
不謹慎に聞こえて心苦しいが、ダイヤが乱れると珍しいものが見れてうれしいw

25分遅れでやまびこ144号は福島駅を発車し、東京駅に着くまでに遅れは回復しなかった。

列車が東京駅の20番線に着くとき、21番線に入線していたR1編成を見る。
R1編成の相手はU25編成で、やまびこ215号として運用されていた。
E5系はもう25編成もあるのか…
2013/07/20 20:20
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