とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は白金豚
(14回目)
暑い。
私よりも豚の方が大変だろう。
こんなに暑くてもしっかり食べておいしくなる必要があるのだ…
店に入り、カウンター席に座る。
マスターとの会話を楽しんでとんかつを待つ。
マスターは何か切るが、この感じから推測するとカボチャだ。
盛り付けで現れた野菜フライはやはりカボチャのフライだ。
訳があってカボチャのフライはしばらくなかったが、再開したようだ。
熱が入ったカボチャの持つ均質なねっとり感は実に上品だ。
この食感が復活したことは喜ばしい。
私のとんかつはできあがり、マスターからお盆を受け取る。
かつの断面を愛でる。
白金豚はいつも質が良く、筋繊維はきれいに揃う。
その見事な筋繊維の赤身を食べる。
旨さで微笑みながら頭が垂れる。
筋繊維に旨みが結実し、噛むたびにそれが解放される。
夏でこの旨さだ…というか、夏でなくても旨い。
なぜだ、なぜなんだ?!w
脂身は良く融ける。
微風のように快く香って去っていく。
暑い中で微風が気持ち良く感じるのに似る。
脂が良いからソースとの相性も良い。
カボチャのフライはほんのり甘く、野菜であることを忘れない。
そして上品なねっとり感を楽しむ。
この豚に対して様々な人が様々な印象を持つらしいが、旨いという認識は共通するだろう。
2,500円、今日もごちそうさまでした。
白金豚(2025/08/22)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- 旨さの共通言語
2025/08/22 15:20