とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は極いのぶた(3回目)

マスターから今回の豚の出来が良いことを聞いていた。
純粋な豚でないという意味で、猪豚はとんかつ栄ちゃんにおいて異端児だ。
しかし、私を含めて濃い旨みを求める人らにとって、猪豚はあってほしい存在である。

席に着く。
マスターから肉を見せていただく。
これぞ猪豚だ!と言わんばかりの赤黒い赤身に魅了される。
これと同等の赤身は大陸系の豚くらいだろう。
すばらしく、美しい。

マスターの話を聴いてとんかつを待つ。
新しい店舗兼住宅は内部も進展がある。
期待は高まる。

とんかつができあがり、女将さんに配膳される。
かつの断面がちらりと顔をのぞかせるが、赤身の締まりは尋常でない。
これは旨いやつ…と脳からヨダレを垂らしてもなんとか理性を保つw

改めて、かつを1切れ取り、断面を愛でる。
まさに愛でるという言葉にふさわしく、いつまでも見ていたい筋繊維と脂身だ。
しかし私はそれを食べるともっとすばらしい世界がやってくることを知っているので、そのまま口へ運ぶw

やはりすばらしい世界はやってくる。
この濃い旨みはどうだ!
生半可な豚を蹴散らす旨みで私も蹴散らされるw

赤身を食べていると、この感覚が何かに似ている…とふと思う。
少し考えて思い出す。
ロース肉なのに、その赤身はヒレ肉に近いのだ。
あの濃い赤色の赤身から容易に想像できるように、筋繊維の詰まりやバラけ具合は猪の特徴だろう。

脂身は良い香りを放つ。
脳を撫でる系だ。
脂身を口に含ませ、口だけでなく頭の中までが良い香りで満たされると同時に、私も幸せに満たされる。

野菜フライはかぼちゃのフライだ。
ねっとりと甘く、私の好みだ。
紅はるか(さつまいも)も好きだが、均質さにおいてこのかぼちゃの方が上だ。

赤身の純粋に濃い旨みと脂身のときめくような香りは質の高さを証明する。
極と名前につく理由としても納得だ。
3,150円、今日もごちそうさまでした。

極いのぶた(2026/10/02)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
極はこの猪豚のためにある
2026/10/02 15:39
タグ