とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はシュベービッシュどろぶた

マスターからこの豚にまつわる物語を聴いている。
この豚は平林さんの苦労の結晶である。
早く食べたい…
店に向かう足は自然に駆け足になる。

開店と同時に店に入り、マスターから肉を見せていただく。
これがシュベービッシュどろぶたか…と期待する。
テーブルに置かれたリーフレットを見る。
プレミアムどろぶたのオレイン酸の含有量は50%以上だが、シュベービッシュどろぶたのそれは60%に届く。
オレイン酸パラダイスのプレミアムどろぶたを超える…

マスターとの会話を楽しんでとんかつを待つ。
とんかつができあがると秀ちゃんにより運ばれる。
皿に乗る初めての豚のとんかつと数秒間対峙する。
とんかつの1切れを徐にとって断面を見ると、"幸せの塊"である脂身が肉の半分を占める。
気分は高揚したままで赤身から食べる。

いわゆる良い豚の味だ。
赤いベルベットに置かれた金の器に乗ってもおかしくないような高貴な味だ。

脂身はオレイン酸パラダイスだ。
幸せの塊だけを口の中で転がして悦に入る。

遂に来た。
マスターによると、この豚の肥育期間はどろぶたと同じ8ヵ月という。
そして平林さんはもっと良くできると言っているという。
楽しみでワクワクし、期待でゾクゾクする。
さらに、この豚の飲食店への提供はとんかつ栄ちゃんが初だという。
すばらしい!
5,000円、今日もごちそうさまでした。

シュベービッシュどろぶた

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
平林さんの苦労の賜物
2020/03/27 19:19
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