とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はLYB豚(7回目)

4月も中旬だというのに真冬のような寒さだ。
ベンチに座り、開店の時間を待つ。
店から出てきた秀ちゃんと話をする。
飲食業を含めて接客業は身だしなみに気を使う方が多い…

開店し、席に着く。
そしてマスターから肉を見せていただく。
見ろ!と主張するようなぶ厚い脂身が赤身を取り巻く。
これがLYB豚だ。

マスターの動きを見てとんかつを待つ。
動きに無駄がなく、絶対的な自信を感じる。
職人はこうあるべきだろう。

とんかつはできあがり、配膳される。
食べる。

濃い旨みが味蕾にアタックし続ける。
未だに脂のLYB豚と思っている私は良い意味でショックが大きいw
ショックは感動となって極上の幸せな時間を作る。

今までのLYB豚の脂身はピュアな香りのイメージがあった。
しかし今回の脂身は香りを出してくる。
異なる雰囲気のLYB豚に驚きながらも楽しむ。

気温が寒いことを思い出す。
そういうときの豚汁は格別だ。
豚肉は然りだが、味がしみた大根もずるくうまい。
今風に言えばcheat的うまさだw

私の意識を変える必要がある。
脂のLYB豚でなく、赤身も脂身も旨いLYB豚だ。
2,500円、今日もごちそうさまでした。

LYB豚(2022/04/15)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
赤身も脂身も旨い
マスターや常連さんとの話で、世界的に不安定な情勢で米が食べられなくなったらというたとえ話になる。
とんかつとパンの組み合わせはかつサンドがあるから問題ない。
とんかつと豚汁も問題ない。
しかしパンと豚汁は…慣れればよいだけの問題だろうか…?
何事も静と動のそれぞれに美を見出すことがあるが、とんかつ、米、豚汁の組み合わせは不変であってほしい。
2022/04/15 19:18
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