散策のために新幹線で遠出する
母が3年ぶりに帰省するために新幹線のきっぷを取った。
しかしコロナの第7波は深刻で、寄ろうとした親戚から
来んな
と言われたw
私は駅弁を食べながら新幹線でどこか行きたい気分もあり、私だけ散策を目的に出かける。
目的地は福島駅の北にある
信夫山
だ。
福島駅から東北新幹線に沿って信夫山に向かう。
高架の下にスラブ軌道のモデルがあるが、説明はない。
多くの地蔵さんが並ぶ階段を上がり、左側に行くと東北新幹線慰霊碑がある。
![東北新幹線慰霊碑 @ 信夫山, 福島県](./Photo/2022-07-26-09-45-07.jpg)
慰霊碑に刻まれる文を読む。
東北新幹線の建設工事は昭和四十六年
十一月に工を起してから幾多の困難を
克服してここに大宮・盛岡間が完成
した
この新幹線が東日本の発展に大きく
貢献することを念じこの偉業の達成に
尊い生命を捧げられたひとびとの霊を
慰めるためこの碑を建立する
ねがわくは御霊よ永久に安らかに鎮ま
りたまわらんことを
昭和五十七年六月
東北新幹線建設工事関係者
東北新幹線上野・大宮間の建設工事の
完成に伴いここに尊い生命を捧げられた
ひとびとの霊を追祀する
昭和六十年三月
東北新幹線建設工事関係者
ここで
祀
は
ネ巳
である。
信夫山=キノコの山
と言えるほどいたるところで様々なキノコが生える。
表層が削られた土壌は菌糸体により白く見える。
信夫山第1展望台へ歩く。
地図を見ると信夫山第1展望台の近くに薬師の峯展望デッキがある。
信夫山第1展望台の近くにいる警備員さんに薬師の峯展望デッキの場所を聞く。
薬師堂と梵鐘との間にある小道(隙間)を進み、薬師の峯展望デッキに着く。
警備員さんに聞いていなかったら到達できなかっただろう…
山から北西側を望む。
![薬師の峯展望デッキからの眺望 @ 信夫山, 福島県](./Photo/2022-07-26-10-22-39.jpg)
信夫山も山だ。
舗装された道だけが道でない。
行けそうなら進むw
烏ヶ崎展望デッキからの眺めは最高だ。
![烏ヶ崎展望デッキからの眺望 @ 信夫山, 福島県](./Photo/2022-07-26-10-39-52.jpg)
福島駅から延びる各鉄道の列車が行き交う様が見られる。
山の南側を歩き、信夫山ガイドセンターに着くが、休館中だ。
入口の前から景色を眺める。
先へ進み、信夫山第2展望台から福島競馬場を望む。
![信夫山第2展望台からの眺望 @ 信夫山, 福島県](./Photo/2022-07-26-11-31-56.jpg)
さらに山の東側から北側を歩き、信夫山第3展望台に着く。
西側を眺める。
![信夫山第3展望台からの眺望 @ 信夫山, 福島県](./Photo/2022-07-26-11-54-20.jpg)
福島市を代表する
吾妻小富士
などの山々が明瞭でないのが悔やまれる…
通称
ねこ稲荷
の西坂稲荷神社を訪れ、隣にある古民家西坂家で休憩する。
そこでガイドさんの話を伺う。
羽黒神社に行かないつもりだったが、ガイドさんの話を聴いて訪れる。
信夫山はむき出しで茶色が混ざる白い岩が多い。
古民家西坂家へ戻り、再びガイドさんの話を聴く。
出羽三山とも関係があることも知る。
帰ろうとして再び慰霊碑へ向かう。
すると道の上にいる青く輝く虫を見つける。
![宝石のような青いアカスジキンカメムシ @ 信夫山, 福島県](./Photo/2022-07-26-12-42-30.jpg)
すでに死んでいるようだが、これほど美しい虫を見たことがない。
そこでGoogle レンズが活躍する。
Google レンズにかかるとすぐに名前を知ることができる。
アカスジキンカメムシ
という虫らしいが、色が違う…
さらに調べると、この虫の色は水分により変わるという。
死んでから水分が蒸発して構造が変わり、強め合う光の波長が短くなったからだろう。
再び慰霊碑を訪れてから福島駅へ戻る。
登山から下山までに巡った信夫山の主なスポット
- 東北新幹線慰霊碑
- 信夫山第1展望台
- 薬師の峯展望デッキ
- 烏ヶ崎展望デッキ
- 信夫山ガイドセンター(休館中)
- 信夫山第2展望台
- 信夫山第3展望台
- 古民家西坂家・西坂稲荷神社(ねこ稲荷)
- 羽黒神社・日本一の大わらじ
- 東北新幹線慰霊碑(2回目)
約13kmの散策だった。
2022/07/26 19:27