とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は富士のセレ豚(3回目)

日中は春めく陽気となる日が続く。
季節が変わり、とんかつ栄ちゃんもアフター・コロナへ動き出す。

カウンター席に座る。
マスターから肉を見せていただく。
細かいサシが無数に入る赤身とぶ厚い脂身に惹かれる。
脂身の様はマンガで使われるような擬態語ドーン!!が合う。
今回の富士のセレ豚は両親とも満州豚とデュロックのかけ合わせだという。

とんかつができあがり、秀ちゃんに配膳される。
まず1切れを取り、香りを肺いっぱいになるまで吸い込む。
フライの華やかな香りとこれから訪れるだろう幸せに私は怪しくほほえむw

断面を見る。
筋繊維の締まりは美しいパターンを形成する。

嗅覚と視覚で楽しみ、そして味覚だ。
赤身を食べた瞬間に旨みの風船が大きく膨らんで私の意識の中に現れる。
旨いという感動もその風船とともに大きくなる。

マスターは甘いでしょという。
そうだ、この豚は旨いの他に甘いという表現も合う。
脂身だ、脂が甘い。
脂身のクセと感じる二歩くらい前の香りはチャームポイントに感じる。
小悪魔・セレ豚だ…w

この豚の名前を見る度にこれでいいのか?!と思うが、質は確かだ。
私にとってこの豚はcelebrityである。
3,000円、今日もごちそうさまでした。

富士のセレ豚(2023/03/03)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
弄ぶ旨みと香り
2023/03/03 15:34
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