とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は霧島オリーブ赤豚(2回目)

2024年の最初に登場する限定とんかつの豚はこの霧島オリーブ赤豚だ。
店に入る。
リーフレットの写真に載るデュロック種はやや赤い毛を持つ。
染め直したマスターの髪の色に近いが、偶然のようだ。
マスターから調理する前の肉を見せていただく。
糸のように細いサシが無数に入る。
これほど密なサシが入る肉はあまりない。

会話を楽しんでとんかつを待つ。
常連さんと話をする中でふと見上げると、マスターのお子さんの写真が飾ってあることに気づく。
戦いに挑む姿は凛々しく見える。

とんかつができあがり、配膳される。
まず赤身を食べる。
これぞ純粋デュロックという実直な旨みと表現できるだろうか。
某ウイスキーのCMでなにも足さない、なにも引かない。とあったが、この豚はそれと同じだ。
そのままであることの重要さを示す。

脂身は程よく融けて、良い香りへ変わる。
一瞬だけ感じたナタデココのような歯ごたえに興奮するw

野菜フライは栗黄金栗かぐやというさつまいもだ。
断面の鮮やかな黄色は栗のようで、食べても栗のようだ。
さつまいもなどの根菜は力強いうまみがある一方で時に雑味があるが、このさつまいもはそれがない。
今年もとんかつ栄ちゃんに登場する野菜に期待できるw

豚汁に入る味噌は麦味噌だ。
私も麦味噌を好んで使うが、ほんのり甘い味噌は中毒性があるw
旨いんだ。

X元豚の掛け合せに多く使われている事実から、この豚の重要性は明らかだ。
しかし何も足さない豚を求める理由は何だろうかと考えるとき、単に旨みや歯ごたえだけでない何かがある気がするものの、私はまだわからないw
もっと食べる必要がある。
2,600円、今日もごちそうさまでした。

霧島オリーブ赤豚(2024/01/12)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
純粋は実直
2024/01/12 15:46
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