とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はつがる豚
(10回目)
養豚家にとって理想の豚を育てることは最大の挑戦だろう。
つがる豚もそうやって育てられ、とんかつ栄ちゃんに登場してから変わってきた。
登場する度に旨みの広がりや深みが増している。
うれしいことだ。
私に肉を見せるマスターは
もっと脂が付いているほうがいい?
と聞く。
新しい振り(?)に私は
はい
と答える。
するとマスターはもっとぶ厚い脂が付く肉を切り分ける。
そして軟骨があると言いながら切り分けた肉を繊細に処理する。
軟骨くらい…と思うが、軟骨は食感を悪くするそうだ。
私は軟骨の存在を今まで1度も感じたことがない。
プロフェッショナルの仕事を見た。
とんかつができあがり、配膳される。
かつの断面の4割くらいを占める脂身に微笑む。
まず赤身を食べる。
噛むと旨みのジュースは口の中を満たす。
赤身の瑞々しさに驚き、コクのある旨みにうっとりする。
旨みはさらに私好みになってきたw
食べ方に夢中だがふと見た赤身の断面は瑞々しい。
脂身はオレイン酸が多い感じの良い香りを放つ。
昔のつがる豚に対する印象は米由来のピュアな香りだが、それを完全に脱した感がある。
野菜フライはホッカイコガネのフライだ。
でんぷんの粒が小さくて華奢に思えるのだが、香りはじゃがいもらしい大地の香りだ。
つがる豚は登場する度に旨みが増す。
つまり、より私好みの豚になっているw
2,300円、今日もごちそうさまでした。
つがる豚(2024/01/19)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- どんどんコク
2024/01/19 14:54