みのる養豚の営業さんのお話を聴く

私がカウンター席で待っているとき、ある方が入店して私の隣に着席する。
お客さんでないようだ…
その方とマスターとの話を聴き、そしてみのる養豚の方と紹介され、私も話をうかがう。
農場を家族で経営し、十和田ガーリックポークというブランドの豚を育てているという。
過去にとんかつ栄ちゃんに登場したとんかつの豚も作っているという。
尤もそのころは複数の方がそのブランドの名前で豚を作っていたそうだが、しかし、とんかつ栄ちゃんも私も完全に無縁でないということだ。

マスターは豚を育てる方々との絆を説き、営業の方は熱心にメモを取る。
好奇心が空回りする私はどうでもよい質問ばかりする…

事前に送られたサンプルの肉をマスターは観る。
私も拝見する。
色の濃い赤身はイノブタを思わせるような良い色だ。
一方で、脂の融点は高いようだ。
私もサンプルの試食に参加させていただく。

赤身の筋繊維は雄々しい。
しかし、その見た目に反して、歯ごたえはすこぶる柔らかい。
そして見るからに潤いがある。
実際、衣を濡らすほどに肉汁は豊富だ。
筋繊維が雄々しいと旨みは濃い傾向があるが、この豚の赤身はすっきりと食べられる。
特にヒレ肉は顕著だ。

気になった脂の融点だが、重い脂の感じはない。
実に食べやすい。

とんかつ栄ちゃんで提供されるとんかつの豚は2種類ある。
私はこってり系あっさり系と呼んでいたが、この豚はあっさり系だ。
厳ついおっさんは実は優しかった…みたいな感じだろうか。

マスターと営業の方とがSNSのアドレスを交換したと思ったら、マスターはそのSNSを通じて発注をかける。
思い切りの良さはさすがマスターだw
とんかつ栄ちゃんに登場することが決まった。
この豚のとんかつに再び会うのが楽しみだ。
2024/02/14 17:05
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