とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はベッカーレーン オーガニックポーク(3回目)

店に入り、マスターからこの豚の肉を見せていただく。
赤身の色が強く、脂とのバランスも含めて肉らしい肉の印象を受ける。
マスターの話を聴いてとんかつを待つ。
そしてとんかつができあがり、女将さんにより配膳される。
マスターは筋繊維が細かいと言う。
確かに筋繊維は細かいようだ。
一方で、筋繊維を束ねる構造に力強さを感じる。

まず、赤身を食べる。
歯をしっかりと受け止める一方で、切断される筋繊維は細かい。
この筋繊維はきっと高密度なんだろう。
そのギャップがおもしろい。

脂身を食べる。
香りはそよ風のように顔を撫でて去っていく。
赤身もそうだが脂身も繊細だ。

かつの後半で塩やソースとともに食べる。
それぞれの楽しみ方でも肉が持つ旨みの芯は保たれる。
むしろこれらを受け入れる深さを感じる。

この豚はチェスターホワイトという品種が基になる。
筋繊維の細かさが品種に由来するならば、この豚が注目されるのは当然だろう。
3,000円、今日もごちそうさまでした。

ベッカーレーン オーガニックポーク(2024/05/17)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
寛容
2024/05/17 14:50
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