とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はつがる豚(11回目)

店に入り、席に着くと女将さんからつがる豚の生産者の方々が店にいらっしゃったと聞く。
マスターはいつものように私に肉を見せる。
脂好きの私はぶ厚く載る脂を見てニヤリとする。

私は食べるだけだが、とんかつ栄ちゃんとそこで提供されるとんかつを通じて豚の様子や豚を育てる方々の姿勢を知ることができる。
とんかつは言わば手紙だ。
つがる豚も楽しみな手紙の1つだ。

とんかつができあがり、配膳される。
まず赤身を食べる。
旨みはしっかりと舌が受け止める濃さがあるのに、華やかで軽やかだ。
箸が進む。

脂は融けて良い香りを放つ。
基の純粋という言葉が合う脂身が香りを纏うと、このような磨かれた香りになるようだ。

野菜フライは青森県産の長芋のフライだという。
限定に付く塩と食べると想像の延長と異なるうまみが現れる。
長芋のフライは登場から久しいが、おもしろい食べ物だ。

豚の良し悪しについて何が基準かを私は知らない。
しかし私の好みか?ということならば、この豚はそうなってきた。
むしろ私が豚に寄ってきたのだろうか…?w
2,300円、今日もごちそうさまでした。

つがる豚(2024/07/19)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
磨き磨かれ
マスターと常連さんとの話に耳を傾ける。
駅周辺の今昔物語は私の想像を超えて奥が深いようだ。
2024/07/19 15:33
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