とんかつ栄ちゃんで吉備高原豚BLACKのメンチかつを食べる

先週の末から心配していた台風は進みが遅く、今日はメンチかつ日和だ。
今回のメンチかつの豚は吉備高原豚BLACKだ。
とんかつの感動をメンチかつでも…と期待する。
店に入って席に着く。
メンチかつができあがると配膳される。

食べる。
殺される!wと思うくらいに怒涛の旨みを私は期待していたが、その真逆で、恐ろしく上品な旨さになっている。
しかし、旨みの鬼の片鱗はちらつく。
マスターによると、この挽肉は2度挽きだという。
上品な旨さはこの挽きにあり、確かに舌触りは良い。

食べるうちに私は過ちを犯した気がしてくる。
この豚は脂も良いのだが、私が特に惚れたのは赤身の旨みだ。
揚げたての温度から下がったところで赤身の旨みを受け止めるべきだった。
実際に、温度が下がるにつれて舌が肉と接する時間が長くなり、期待する旨みへ近づく。

私は我慢ができない。
腹を空かせたからと言って、急いで食べてはダメだった。
我慢してでも旨みを愛でる… それがこの豚を愛することだ。
次回で挽回する。
2,000円、今日もごちそうさまでした。
マスターはとんかつなどを盛り付けた後にマスタードを添えて皿を完成させるが、プラスチックだったその容器は小さめの陶器に変わる。
何があったのだろう…?
2024/08/28 14:30
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