とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は阿波の金時豚(23回目)

家を出る直前に友人から連絡が入る
返信に時間がかかり、急いで向かう。
店に着き、時間はほぼ13:00だ。

カウンター席に座ってとんかつを待つ。
いつものようにマスターから肉を見せていただく。
赤身にサシが入る様も良いが、ぶ厚い脂身に惚れる…

会話を楽しんでとんかつを待つ。
できあがると女将さんによって配膳される。

かつを1切れ取り、肺が痛くなるまで揚げたてのかつの香りを吸う。
少し幸せになったところで、そのままかつを口に入れる。
そして、幸せの本番が押し寄せる。
赤身は張りがあり、その旨みに若さが漲る。
食べている私はその若さを得ている気さえする。

この豚の特徴の1つは惚れ惚れする脂身だ。
白身と呼べるような食べることを意識できる脂身はそう多くないが、この豚はそれに当てはまる。
しかも程よく融けて香ることと両立するところがすばらしい。

最近になって私は備え付けの醤油と持参のわさびとともにとんかつを食べている。
とんかつの中盤からそうやって食べるのだが、豚に合うわさびを見極めることはかなりの難問であることに気づいた。
しかし、今回は私の理想の相性だ。
わさびによって洗練された旨みに酔う。

素の肉も、何かを付けて食べる肉も、すべてで愉快になる旨さがある。
元の肉が良いからだ。
私はこの豚に惚れ続けるんだ…w
2,300円、今日もごちそうさまでした。

阿波の金時豚(2024/10/11)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
見て良し、食べて良し。
2024/10/11 14:48
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