カシオペアスイートの展望室から虹を見る奇跡に遭遇する
函館駅を定刻より数分遅れて発車する。
私は少しでも長くカシオペアに乗れるほうがうれしい…w
青森で雨は降ったが、函館は晴れている。
素敵な車窓を期待する。
撮影に来たことがある小沼の側を通る。
空と雲が小沼の水面に映り、山とのコントラストがきれいだ。
カーブが多い区間では展望室の正面に駒ケ岳が見えるときがある。
こちらもきれいだ…
森駅から噴火湾に沿って進む。
ソファーに座り、穏かな海を眺める。
6時になるとほぼ同時にモーニングコーヒーとお弁当が届けられる。
あらかじめお願いしていた時間通りである。
スタッフさんに伝えるとお弁当を取り置きしていただける。
ほぐしたカニの身を酢で締めている。うまい。
東室蘭駅からは直線区間が多く、どこまでも続くようだ。
これだけでも北海道に来た感覚を得る。
海側は晴れているが山側は雲があり、幸運にもこの天気が奇跡をもたらす。
虹である。
カシオペアスイートの展望室から眺める虹は格別である。
これほど極上なことは他にない。
気分は
展望室、最高!
である。
上野駅のことを思い出すと、見送りに来た父をソファーに座らせた。
父は虹の遭遇頻度は高く、
虹ハンター
の称号を贈りたいほどだ。
父の謎のパワーが展望室に宿ったことにしておくw
虹は山側にある。
山側が見えるのは展望室、通路、ダイニングカーとラウンジカーである。
他の部屋にいると虹に気づけない。
苫小牧駅を過ぎるまで虹は4回も現れる。
すばらしい!
定刻より数分遅れて札幌駅に到着する。
カシオペアから降りるのが名残惜しい。
列車を見送るために展望室の外で待つ。
展望室の正面にLEDで回送と表示される。
CASSIOPEIAと違う表示ができることを初めて知るw
回送のE26系を見送る。
カシオペアは至福の権化であった。
2014/09/17 10:51