上野村いのぶたを食べるために上野村に行く

とんかつ栄ちゃんのマスターによると、焼き肉センターは今日から営業する。
JR高崎線で新町駅に行く。
今日使っているきっぷは休日おでかけパスだ。
しかしこのきっぷの有効な区間は隣の神保原駅までだ。
神保原駅から新町駅の区間にかかる190円を清算して改札を出る。 JR高崎線新町駅の外観

新町駅から上野村までは"かんながわ号"というバスで移動する。
今日は1日フリー乗車券が利用できる。
バスに乗り込んですぐにバスの運転手さんからこの乗車券を買う。

通常なら新町駅から上野村までの片道は1,500円以上かかる。
しかしこの乗車券なら1,500円で往復できてしまうおトクさだ。

新町駅を8時50分に発車したバスは平地を走り、群馬藤岡駅に着く。
過去に八高線の撮影でこの駅に来たが、別の目的で同じところに来た…
運命的な何かがあるのか？w

富岡製糸場とともに世界遺産に登録された高山社跡を通る。

バスは山道に入り、神流川に沿って走る。
なお、神流川の源流の1つはあの御巣鷹山にある。
私はそれを知っていたが、御巣鷹山が上野村にあることを知らなかった。
知らなかったというより、村の名前を意識していなかったのだろう…

ダム(下久保ダム)が見え

そのダム湖(神流湖)に沿ってバスは進む。

所々でカーブをショートカットする道はあるが、でも道は曲がりくねる。
ダム湖を抜けても民家が多くある旧道を進む。
旧道は曲がりくねる上に道幅が細い。

時間を調整する停車を含むが、新町駅から2時間33分で中村に着く。
バスは焼き肉センターの前を通らないが、中村はその最寄りの停留所だ。
停留所から橋の向かい側に焼き肉センターが見える。

焼き肉センターに入って、川を見下ろす景色が楽しめる窓側の席に座る。
トリプル焼き肉定食を注文する。

自分で肉をテーブルの中央の鉄板で焼く。
そして食べる… この旅の目的は成就されたw
この猪豚の焼き肉はとんかつの旨みと異なる旨みが出ている気がする。
どれも旨いが、特に旨いと感じたのはホルモンだ。
全く臭みがなくてこれほど味が冴えるホルモンは初めてだ。
比較のための豚のホルモンと気になった猪豚の揚げ餃子を追加で注文する。

豚のホルモンも旨い。
こちらも全く臭みはない。
味のコクは猪豚の方があるが、豚の方は上品さがあるとも言える。

揚げることで強度を持った餃子の皮により餃子は崩れず、簡単に口に入るw
餡は十石みそで味付けされているので、麦の香りがほのかにする。
酒の良いつまみになりそうだ…

目的を達成したので、帰るw
帰りのバスが来るのは2時間後なので、途中まで歩く。
のどかな山間部はいたるところにある。

歩き続けると上野村の端に着く。

さらに歩いて神流町の恐竜センターに着く。
焼き肉センターから9km歩いたようだ。

ここからバスに乗ると、行きと同じ運転手さんとバスだw
また2時間以上かけて新町駅に戻る。

昼食だけのために家から片道5時間以上かけて群馬県上野村に行った。
あの曲がりくねる道を思うと、猪豚の肉を運ぶ大変さを知った気になる。
猪豚だけではないが、食べ物にもっと敬意を払って食べられそうだ。

2015/03/28 21:55

車・バスについて他にもなんか書いてます。