とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は今帰仁アグー(9回目)
すばらしい豚は続く。
そして今回はこの豚のとんかつだ。
席に着き、秀ちゃんから血統書を見せていただく。
今回の豚は最短でも1年4ヶ月をかけて育てられた。
それだけ愛情が込められたことを意味する。
与えられた餌に関する記述もあり、餌は沖縄県産のものが多い。
マスターは2台のフライヤーを華麗に使いこなす。
2台のフライヤーの恩恵は大きい。
とんかつはできあがり、配膳される。
食べる。
口に入れた瞬間に感動する。
これを超える旨みはあるのかと思うほど、怒涛の旨みは押し寄せる。
旨みの大きなうねりに身を捧げ、旨みに溺れるw
何も考えられない、何も考えたくないw
この豚を食して得る幸せは日常の幸せと一線を画す。
脂身にも感動する。
やわらかくも強く甘い香りは脳に働きかける。
香りは脳を心地よく刺激し、脳は完全にリラックスモードだ。
とんかつだけでも贅沢だが、万願寺とうがらしとオクラのフライが付く。
それぞれ形は似ているが、大きさは違うし、味も異なる。
万願寺とうがらしの青い香りに後から来る辛さは良い刺激だ。
オクラの旨みは意外に強い。
いつもなら私は豚汁を食べて食事を締める。
しかしこの豚のとんかつの日は特別だ。
私は予約した"てびち"を食べる。
このゼラチンの舌触りは他にない。
適度な弾力と吸い付くような感触は心地よく、魅惑の感触と言える。
泡盛の甘みを含み、元々の脂身の甘みと相まって、高級な砂糖菓子を食べているかのようだ。
そして赤身だ。
豚はメスだと思うが、旨みは雄々しい。
赤黒い筋繊維は旨みの濃さを物語る。
骨髄まで旨みを堪能する。
てびちにも感動だ。
この豚は別格だ。
今回も見事に魅了される。
5,180円(とんかつ3,980円+てびち1,200円)、今日もごちそうさまでした。
今帰仁アグー(2017/09/29)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→しっかり
- メモ
- 純血故の孤高
2017/09/29 22:30