とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は藏尾ポーク(21回目)

旨い豚としてこの豚は外せない。
この豚はバウムクーヘンの生まれ変わりと思えるほど肉が甘いからだ。
マスターから肉を見せていただく。
赤身に程よくサシが入る。
マスターはマスクを外して香りを嗅ぎ、メスだとつぶやく。
プロフェッショナルだからといって匂いで性別やエサを当てられない。
これは特技だ。

会話を楽しんでとんかつを待つ。
そしてできあがり、女将さんによって配膳される。

かつを1切れ取り、息継ぎを惜しんで香りを吸い込み、苦しくなるw
まず赤身を食べる。

期待した甘い香りの肉汁が口の中にあふれる。
今年の夏も暑かったが、そんなことを感じさせない。
この質に恐れ入る。

脂身も甘く香る。
口に入れる度に良い香りが頭の中を駆け巡る。
幸せだ…w

野菜フライはコリンキーというカボチャのフライだ。
果肉は濃いオレンジ色で、ねっとりとする食感だ。
甘みが控えめだからか、ベタつかず、私の中で野菜に留まる。
この豚の甘さと競合せず、良い脇役を務める。

この豚のとんかつは過去にも夏に出ている。
暑さは年を重ねるごとに酷くなるが、この豚の質は高いままだ。
とんかつはこのすばらしさも伝える。
2,980円、今日もごちそうさまでした。

藏尾ポーク(2024/09/06)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
酷暑に負けない
2024/09/06 15:18
タグ