とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は渡邊バークシャー(9回目)
マスターはこの豚を視察するために種子島へ行った。
豚の育て方に感銘を受けたマスターはお客さんにその体験を語ってきた。
今日はその種子島で育った渡邊バークシャーだ。
お気に入りの席に座り、とんかつを待つ。
ダム建設に携わる常連さんも来て、私と並んで座る。
マスターとの会話も楽しむと、マスターはマスターの"夢"を話す。
その夢は世界スケールだ。
すでにフランスの豚も扱うマスターであるから、ホラ話ではない。
世界スケールの夢を語れるとんかつ屋はマスターだけだろうw
とんかつができあがり、配膳される。
野菜フライは芋であるが、色が違うことであることにすぐに気づく。
それと同時に秀ちゃんからその説明を受ける。
やはりこの芋は安納芋だ。
野菜フライとなった安納芋はやわらかい色調のオレンジ色をして、和菓子を思わせる。
まずとんかつから食べる。
怒涛の濃くて味に広がりを持つ旨みに襲われる。
いきなり幸せの絶頂を迎える。
旨さに浸るために目を閉じると幸せ過ぎて意識が遠のくw
筋繊維は見た目に太くしっかりしているようだが、歯ごたえは柔らかい。
噛んだ断面に細い筋繊維が束となっていることがわかる。
脂身も、花園にいるかのように、良く香る。
そして良く融ける。
赤身も脂身もすごいぞ!
そして野菜フライの安納芋だ。
焼き芋の場合と加熱時間と方法が異なるため、野菜フライの安納芋は程よい甘さだ。
とんかつを食べた後にこのフライを食べると実に心地が良い。
渡邊バークシャーは旨いということを当然のように思っていた。
しかし今回はその当然の旨さを超えている気がする。
そして安納芋のフライはとんかつの名脇役を演じる。
至極の食事だった。
2,400円、今日もごちそうさまでした。
渡邊バークシャー(2016/03/11)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
- メモ
- 食べれば夢見心地。
2016/03/11 22:50