とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は虹の豚(5回目)
この豚に対する私のイメージは"清楚"だ。
旨さは自己主張をためらうかのようだ。
しかし旨さは確かだ。
店に入ると、2人の常連さんがカウンター席に座っている。
うち1人はダム建設に携わる常連さんだ。
私はその隣に座り、常連さんと話をしてとんかつを待つ。
常連さんは建設に携わったダムを訪れることがあるという。
自分の過去を巡る旅はおもしろそうだ。
そしてわたしのとんかつができあがる。
まず肉の断面を見る。
整然と並ぶ筋繊維は美しい。
歯ごたえは綿のように柔らかい。
旨味は清楚という言葉がやはり合う。
落ち着いた旨みに唸る。
脂身は軽やかに融けて、融けた脂は水のように澄む。
食べるたびに鼻から清々しい香りが抜ける。
自己主張が強い豚がいる一方で、虹の豚のような豚もいる。
これも個性である。
2,300円、今日もごちそうさまでした。
虹の豚(2016/08/12)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆★☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- 清楚も個性だ。
2016/08/12 23:01