とんかつ栄ちゃんで米の娘ぶたの極厚ロースかつに挑む
極厚の名からわかるが、極厚ロースかつはぶ厚い肉が特徴的だ。
マスターがこのメニューを開発してから数年経つが、私は初めてこのかつに挑む。
このかつを完食できるか朝から不安だw
調理する前の肉を見せていただく。
肉の塊は辞書のように厚い…w
定規で測っていただいたその厚さは5.7cmだという。
完食できるかますます不安になるw
通常、とんかつを数える単位は"枚"だ。
しかし極厚となると単位は"個"が妥当だ。
厚すぎて枚と数えるものではないw
マスターはそのとんかつを低温でじっくり揚げる。
やはり
料理は物理学だ。
揚がる面によって重心は移動し、浮き方が変わる。
マスターはそれを見逃さない。
しかし、ここまで厚いと揚げ具合の判断は勘になるという。
勘と言っても、数多の経験を重ねた者が成せる勘だ。
揚がるまで25分以上を要する。
カットされたとんかつが皿に乗るが、私がいつも見る絵ではないw
マスターからお盆を受け取る。
まず、とんかつを眺めるw
そして"戦い"が始まると覚悟し、食べる。
旨いw
厚さは異なるが、米の娘ぶたは米の娘ぶただ。
揚げた時間が長くても、肉は驚くほどやわらかい。
その厚さ故に衣を伴わない1口がある。
肉のやわらかさと相まって、旨い肉汁を豊富に感じる。
脂身はクリーミーだ。
旨い脂なので量が多くても楽に食べられる。
それが恐ろしいw
衣はやはり通常より堅めだ。
しかしこの堅い衣とやわらかい肉との歯ごたえの対比はおもしろい。
極厚は単に厚いだけではない。
通常のとんかつと様々な違いを知る。
極厚という料理法があると言えるが、これも物理学であるw
食べ始める前の不安をよそに、極厚ロースかつを難なく完食する。
野菜フライのジャガイモがややねっとりしておいしく感じる余裕さえあるw
2,800円、今日もごちそうさまでした。
2016/12/28 22:51