とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は藏尾ポーク(9回目)
数週間前に藏尾ポークの生産者に会いに行ったマスターはその生産者の哲学に感銘したようだった。
今までに食べた藏尾ポークから推測すると、生産者の思いが宿るような旨さにその哲学の存在を感じる。
店に入り、カウンター席に座る。
マスターと間欠的に話をする。
その中でマスターは
藏尾ポークのとんかつが食えるのはうちだけ
と言う。
このすごい事実を自然に言えるほど、マスターはこの豚に自信を持つ。
マスターは調理する前の肉を私に見せる。
脂身はぶ厚く乗り、赤身に入るサシは細かい。
赤身も脂身も見事に美しい。
とんかつはできあがり、マスターからお盆を受け取る。
そして、赤身から食べる。
噛むと肉汁はサシの構造や筋繊維に沿って移動するようで、口の中に怒涛の旨さがやってくる。
しかし旨みに荒さはなく、上品の旨みを存分に味わう。
すばらしく旨い。
脂身もすばらしい。
香りも上品だ。
そして良く融ける。
口の中を満たす融けた脂に喜ぶw
生産者の豚に対する"思い"は餌や環境の形で豚に作用し、豚の味は変わる。
藏尾ポークはそれが顕著に感動する旨さとして現れる。
2,980円、今日もごちそうさまでした。
藏尾ポーク(2017/10/27)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- 感動する旨さは生産者の思いの結晶
2017/10/27 22:14