とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はキントア(11回目)

最近のマスターのSNSはマスターとこの豚を育てるオテイザさんとが肩を並べる写真を飾る。
微笑む2人は兄弟のようだ。
マスターだけではなく、この豚は皆にとって特別な存在だろう。
マスターによりとんかつという1つの完成形となり、それを皆がうれしそうに食べる。
私もそうだ。

今日は夏至を過ぎてから2回目の金曜日だ。
太陽の光が西の雲にやっと届く明るさの空を眺めて自転車を飛ばす。
店は盛況だが、運良くお気に入りの席に座れる。
オテイザさんとの友情とこの豚への敬意を込めて、マスターと女将さんや秀ちゃんは特別なアイテムを身に纏う。
オテイザさんの特徴でもあるベレー帽だが、ひでちゃんもそれを被る。

マスターは調理する前の肉を私に見せる。
赤身と脂身とのコントラストは美しく、それぞれを楽しめる理想的な比率だ。

とんかつはできあがり、配膳される。
食べる前に匂いを楽しむ。
揚げたてのとんかつは脳を活性化し、食欲を増進させる。

まず赤身を食べる。
旨みはドーンと存在感を主張する。
いつものように衝撃的な旨さに酔う。

次は脂身だ。
口に入れた瞬間に高貴と威厳を感じる。
"脂身のバッグ"に舌で圧力をかけて融かし、融ける様と頭にまで広がるようなすばらしい香りにも酔う。
お気に入りの席でよかった…
壁で体を支えて旨さと香りに集中して酔うw

キントアはあまりにもすばらしい。
この豚を食べられる幸せはこの豚に携わる方々の熱意があるからだ。
その方々に感謝だ。
3,700円、今日もごちそうさまでした。

キントア(2018/06/29)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→しっかり
メモ
"最高に旨い"の具現化
2018/06/29 21:27
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