とんかつ栄ちゃんで天草大王を食べる

天草大王という名のとおり、この鶏は熊本県の天草で育てられている。
マスターはこの地に赴いて視察した。
前々からマスターからこの鶏について話を聴いていた。
期待して店に向かう。

店の前が見えると、あの道を皆でグルグルと回ったことを思い出して微笑むw
店に入り、席に座る。
カウンター席の半分をあのときのオテイザ・ファミリーが占める。
マスターとの会話を楽しみ、鶏かつを待つ。

そして鶏かつはできあがり、配膳される。
モモ肉から食べる。

目を瞑り、旨みを愛でる。
鶏肉でとんかつ栄ちゃんに登場する豚肉と張り合える旨みに感動する。
しかも鶏肉の脂の融点は豚肉のそれより低く、香りが立つ。

次は胸肉だ。
筋肉なのにすばらしく柔らかい。
歯が当たる感覚がないほどだ。
すっきりとした味はモモ肉と対照的だが、こちらも良い。

ドライフリーズの味噌である奏龍の効果は絶大だ。
これを鶏肉につけて食べると旨みにショートケーキのような甘い香りが乗る。
やみつきになりそうなほど好みの香りになる。

いつものように豚汁がつくが、いつもより少し違った印象を受ける。
鶏肉と食べてから豚肉を食べたからか、それか私の体調か…
旨いことに変わりはない。

オスのほうが味が濃いイメージがあるが、マスターによると今回の鶏はメスだという。
胸肉が柔らかい理由はこれのようだ。
3,000円、今日もごちそうさまでした。
2019/10/23 21:45
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