とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はむさし麦豚(15回目)

世の中はすでに2020年だが、私は時間の流れに取り残された感がある。
しかし"とんかつ欲"は高く、店に向かってゾンビのように夜道を進む。
店の前の明かりが見えて安堵する。
店に入り、丁重に年始のあいさつを賜る。
そして調理する前の肉を見せていただく。
サシはすばらしく入り、赤身だがピンクに見える。
脂身は脂をぶ厚く蓄える。
期待できる…

マスターとの会話を楽しみ、とんかつを待つ。
明るい話題だけでなく、沖縄で発生した豚コレラにも触れる。

とんかつはできあがり、マスターからお盆を受け取る。
赤身から食べる。

赤身の旨さは口の中で艶やかに舞う。
私が思っていた以上に私の体はとんかつに飢えていたようだ。

脂身は融けて華やかな香りへと変化する。
鼻を通過する良い香りを感じるごとに私は骨抜きにされるw

野菜フライの野菜はさつまいもだ。
この時期になるとさつまいもの糖化は進み、甘みが十分だ。

これまでと同じようにこれからもとんかつを愛でていく。
豚に出会える喜びは生きる証だ。
2,300円、今日もごちそうさまでした。

むさし麦豚(2020/01/10)

歯ごたえ
やわらか←☆☆★☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
豚の骨抜きでなく、私が骨抜きにされる
2020/01/10 22:44
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