とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は愛媛甘とろ豚(15回目)

この豚はとんかつでもメンチかつでも旨さを発揮できる千両役者だ。
旨さを求めて自転車を飛ばす。

店に入り、奥の部屋に通され、すぐにカウンター席に案内される。
カウンター席の景色がクリアだ。
コロナウイルス対策でかかっていたビニールの幕が外されたからだ。
厨房との声の通りも良くなる。

マスターから肉を見せていただく。
多くの太いサシは細いサシへと続き、地図でこの国の河川を見ているようだ。

マスターから視察の話を聴いてとんかつを待つ。
豚の話はもちろん興味深いが、太ったインパクトは大きい…w

できあがったとんかつは秀ちゃんにより配膳される。
1切れを取り、息を吐ききってから肺の限界まで香りを吸い込む。
この香りの香水はないのか?!と思う良い香りだ。
満を持して、食べる。

旨みに強い輪郭があり、実力で惹きつける。
単に旨いだけでなく、旨さに主張があるかのようだ。
私は心の中でそうだとも!と応じて食べ進める。

豚の名にふさわしく、脂身は甘く香る。
口の中で脂身を融かし、鼻から息を吐いて香りを楽しむ。
香りは優しく脳を撫でて去っていく…
私はこの豚の虜だw

今回の愛媛甘とろ豚もすばらしかった。
とんかつでもメンチかつでも再会する日が楽しみだ。
3,000円、今日もごちそうさまでした。

愛媛甘とろ豚(2023/02/24)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
主張する旨み
2023/02/24 15:12
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