とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はアベル黒豚(4回目)

平日の昼だが多くのお客さんが並ぶ。
私の番になり、席に着く。
いつものようにマスターは私に肉を見せる。
白くぶ厚い脂身を見た瞬間に心を奪われる。
マスターも豚肉を絶賛する。
楽しみだ…

マスターから黒豚の話を聴いてとんかつのできあがりを待つ。
黒豚は、六白を基本とするが、様々な系統があり、それらで胴の長さが異なるそうだ。
食べる前に知ることは大切だ。

次は食べる番だw
赤身は筋繊維が雄々しく現れる部分ときれいに揃う部分がある。
旨みが深く濃い。
チョコレートを食べる豚からのイメージもあり、その旨みのコクはチョコレートのそれに似る。
すばらしく旨い。

脂身もすばらしい。
幸せな香りを放つ。
通常、良く香りを放つ脂は良く融けるが、この豚の脂はゆっくり融ける。
すると脂の歯ごたえや舌触りを楽しめるのだ。
グミよりも柔らかい、砂糖をつければ菓子になるような、良い香りやおもしろい歯ごたえの脂身に感動する。
もっと食べていたい…w

野菜フライはパープルスイートロードのフライだ。
マスターが茨城を訪れて買ったものだ。
実に良い紫色で、甘みも強い。

今回の豚汁の味噌は麦味噌だという。
具にもさつまいもが入るが、甘みは調和する。
マスターは薄目と言うが、それがよかったのだろう。

このアベル黒豚をはじめ、すばらしい豚の勢いが止まらないw
プロレスの受けの美学よろしく、これからも全力で受け止めたい。
2,400円、今日もごちそうさまでした。

アベル黒豚(2023/12/08)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
チョコレートのコク
2023/12/08 15:15
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