とんかつ栄ちゃん、限定とんかつの豚は十勝ロイヤルマンガリッツア
(13回目)
この日を待っていた!
十勝ロイヤルマンガリッツアの
レッド
だ。
私は、虹の色なら紫色や青色を好むが、この豚に限るとレッドを特に好む。
相性…なんだろうか。
もしかしたら運命かもしれないw
女将さんからパンフレットをいただく。
新しいパンフレットで、豚の紹介だけでなく、豚を育てる方々の想いも載る。
また、十勝の地で育てるという意識を強く感じる。
マスターから肉を見せていただく。
やはり脂に目が行くw
2週間ほど前に写真を見せていただいた。
この豚の肉の写真だが、大きな皿に見えたものは脂身だった。
とんかつの肉として整形されているが、目の前にある。
常連さんらとマスターの話を聴いてとんかつを待つ。
また、1ヵ月前に
宿題
を持ち帰った常連さんから答えを伺う。
専門家の見地から話を聴けることはありがたい。
とんかつができあがる。
相撲に例えるなら、とんかつが載る皿は横綱の土俵入りだ。
とんかつは横綱、それをサポートする2種類のフライは太刀持ちと露払いだ。
とんかつから端の1切れ取り、断面を愛でる。
半分が脂身という私にとっての黄金比だw
赤身は中心に向かうほど旨みが増す。
今回はエレガントな旨みを感じる。
濃厚な旨みも良いが、こういう旨みも良い。
そして脂身だ。
融ける量が多く、口の中は融けた脂であふれる。
旨みや香りに圧倒されることが多いが、今回は融けた脂に圧倒される。
太刀持ち
と
露払い
はアスパラ脂巻きフライと雪蔵甘熟メークインフライだ。
脂はもちろんこの豚の脂身だ。
アスパラガスの香りと甘みは脂のそれらと見事に調和する。
味覚と嗅覚に加えて、アスパラガスの鮮やかな緑色は視覚にも訴える。
メークインは1年の熟成だが、それでも十分に甘い。
植物の神秘を感じずにはいられない。
それを食べているのだ…
私にとって脂は豚肉の命だ。
怒涛の脂はその理想を行く。
とんかつだけでもこの豚のすばらしさを表現できていると思うが、2種類のフライで完全にする。
ダメだ… 今回もやられたw
10,000円、今日もごちそうさまでした。
十勝ロイヤルマンガリッツア(2025/06/27)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- 脂は豚肉の命
2025/06/27 15:01