とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は藏尾ポーク
(23回目)
いろんなものが旨くなる、うれしい季節がきた。
豚も然りだ。
一方で、マスターは考え抜いた末に年末までの限定とんかつの豚のオーダーをすでに決めている。
今回は藏尾ポークだが、どうだろうか…
店に入り、マスターから肉を見せていただく。
サシは赤身に見事な風景を作る。
芸術品と思えるほどすばらしい肉だ。
とんかつができあがり、女将さんに配膳される。
断面を愛でるが、只者でないことを察する。
サシは筋繊維の領域に適度な隙間を作る。
そして口に入れた瞬間に感動の鳥肌が立つ。
口の中で旨みは優雅に踊りまくる。
サシの効果は大きく、すこぶる柔かく、旨みのジュースの量も尋常でない。
この肉は豚肉の限界を突破した。
私はもうこの豚しか考えられない状態だ。
マスターの読みは完璧だったということだ。
この旨みはすべての豚を過去のものにした。
すばらしくて、すばらしい!
2,980円、今日もごちそうさまでした。
藏尾ポーク(2025/10/24)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→しっかり
- メモ
- 新・豚時代の到来
2025/10/24 14:59