テレビの安値競争ではSONYは勝てない

今日、SONYはテレビ事業を分社化する発表をした。

テレビはデータを映像に変換する機器である。
映像作品ならば作品の集大成として結実させる大切な道具である。

昨年のクリスマス商戦期間でAmazon.comでテレビを探した。
そこで見たSE46FY10は$339で売られていた。
解像度は1920x1080で46インチのエッジ型LEDバックライトだ。
スペック的には申し分ない。

そのテレビのメーカー名はSEIKIという。
今、テレビにおいて最も勢いがあるメーカーだろう。
最近では4K対応テレビも発売している。

339ドル、1ドル=100円と換算すれば33,900円である。
これがフルHD、46インチ、LEDバックライトのテレビの価格である。

一方、同じインチのテレビで比較するとSONYのテレビは高い。
質や機能の付加価値が高いからというのは容易に想像できる。
映像全般を扱うSONYが質を著しく落とせるはずはない。
すると需要と供給の関係で安値競争・数競争では勝てない。

高い付加価値にどれだけの消費者に理解してもらえるか?
テレビは見られればよいという消費者には無理な話である。
2014/05/22 21:08
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