とんかつ栄ちゃんで純粋サドルバックの網焼きを食べる

これは数週間前に予約していたものだ。
マスターの計らいで低温で焼いた肉をレモン塩で食べる。

視覚的に肉全体を見ることができる網焼きは"肉を食う"気分にさせる。
見るだけでも肉汁を豊富に含むことがわかる。
今回の肉も赤身は色の濃いところと薄いところの2種類ある。
脂身は見るからに柔らかそうだ。

気持ちを落ち着かせつつ、食べる。

赤身の旨みはとにかく濃く、それが真っ向からやってくる。
とんかつのとき以上に"肉"を感じる。
とんかつは衣が適度に水分を吸収する具合もあるのだろう。

それ故に濃い色の赤身で獣臭さを少し感じるが、ここでレモン塩である。
レモン塩はその獣臭さを洗い流すように軽減させる。

そしてこの脂身は感動を再び超える。
頭の中で多くの花が香りを競うかのような、すばらしい香りに恍惚とする。
このまま幸せに浸って何も考えたくないほどだw

最後にキャベツの千切りを食べる。
少しのソースと肉汁とが混ざった液体に浸ったキャベツはすこぶる旨い。
キャベツや野菜フライにこの肉汁をつけて、すべてを食べる。

網焼きの純粋サドルバックもすばらしい。
低温で焼き上げたからこの味を堪能できたのだろう。
マスターに感謝する。
また、とんかつにおいて衣の重要さを発見した。
その意味でも今回の網焼きから得るものは大きかった。

今日は土曜日だ。
入口には順番用リストがあり、私が店を出るときには人の列ができていた。
とんかつ栄ちゃんはすごいことになっている。
2014/11/08 14:10
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