とんかつ栄ちゃんで愛媛甘とろ豚のメンチかつを食べる

店に着いたのは開店前だが、すでに待つ人の列ができている。
開店するまでその列はさらに長くなる。
席に座るが、周りから注文の声が聞こえない。
待っていた人のほとんどがこのメンチかつを予約済みということだ。

私を含めた常連さんばかりでカウンター席を占める。
マスターとの会話を楽しんでメンチかつを待つ。
一方、秀ちゃんはお盆と香の物の準備に忙しい。
特に今日は頂いたというパセリの盛り付けも加わる。

メンチかつができあがり、食べる。

脂と野菜の甘さに赤身の旨さが見事に調和する。
食べている間、私の脳に幸せの花が咲き誇る。
世俗とは切り離された世界にいるようだ。
感動して鳥肌が立ち続けるw
マスターは自身のメンチかつで涙が出たという。
謙虚なマスターが自画自賛するかwと思うが、この旨さならば納得だ。
むしろもっと自慢していいw

コロコロした肉は楽しい歯応えだ。
メンチかつの元になるミンチされた肉を見せていただく。
普通に想像する挽き肉とは違い、小さな一口大にカットされたような肉だ。
揚げても分解しない最大のサイズに違いない。
歯応えも楽しめるメンチかつはこの肉のおかげである。

愛媛甘とろ豚はとんかつでも大変旨いが、メンチかつでは素材を見極めた上でマスターの裁量がより多く入る。
その見極めと裁量がすばらしい。
マスターのメンチかつは人を惹きつけるほど旨い。
だから人は予約しても早く食べたいから開店前に並ぶのだ。
そして私は幸福感に支配されたまま家に帰るw
2015/12/23 14:31
タグ