とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はキントア豚(4回目)

この日を指折り数えていた。
はやる気持ちを抑えて店に入り、席に座る。
マスターはキントア豚の刺繍が入る赤いスカーフを首に巻いている。
その姿を見た私も気合が入る。

マスターから揚げる前の肉を見せていただく。
赤身が小さく見えるほどの圧倒的な脂身の存在感はすばらしい。
しかしその赤身の鮮やかな色もすばらしい。

待っている間に何回かマスターと目が合い、お互いに微笑みを返す。
そしてとんかつはできあがり、食べる。

圧倒的な脂身により、1切れ目は脂身のみだ。
そのため脂身を存分に堪能する。
2回目3回目に比べると香りはやや弱く感じる。
しかし脂身の歯ごたえがおもしろい。
噛んでいくと口の中でブロック崩しが起こっているかのようだw

漲る力を感じる旨味を持つ赤身に感動する。
それと同時に生産者であるオテイザさんとの力強い握手が頭を過る。
マスターから静かだねぇと言われるが、この豚を食べると感動でこの世と隔絶されるのだw

キントア豚は、マスターの思いに到底及ばないが、私にも特別な豚だ。
間違いなくこの豚は世界で最高峰だろう。
3,700円、今日もごちそうさまでした。

キントア豚(2016/03/25)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
やはりこの旨さは崇高だ。
2016/03/25 22:00
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