とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はキントア豚(5回目)

この豚は特別だ。
それは私にとってだけでない。
雨が降った後だが多くのお客さんが店の外に並ぶ。
順番待ちのリストに記名をしようと店に入ると、マスターから豚汁がないと言われる。
豚汁を欠いてとんかつを提供するのはマスターの本意でないだろうが、私はキントア豚のとんかつを今日食べたいw
豚汁がなくてもよいことを条件に私も並ぶ。

店から少し離れたところで待つ。
すると、店の前を通る多くの人々がとんかつ栄ちゃんを話題にする。
店の常連である私としてもうれしいことである。
さらに待つと、店からダム建設に携わる常連さんが出てくる。
常連さんの顔は実に満足そうで、とんかつの旨さがわかるw

私の番になり、店に入る。
他の常連さんやマスターと話しながらとんかつを待つ。
マスターによると、すでに揚げる油を替えて、豚汁を2回作ったという。
そして注文のほとんどはキントア豚のとんかつだったそうだ。
やはりこの豚の人気は絶大だ。

とんかつができあがる。
豚汁は足りたようだ。

食べる。
なぜか笑いがこみ上げる。
私にとって感動を超越する旨さに出逢ったときの表現は"笑い"のようだ。
この笑いは以前にもあった脳の処理を超えた反応の1つだろう。
自分自身の反応も興味深いw
冷静に考えてもこの旨さは食べていて愉快である。
それ故にこのときの笑いは自然な表現だろう。

そして脂身の高貴な香りに心を奪われる。
食べれば幸せのため息が出る。
実にすばらしい…

今日、イギリスで行われた国民投票でEU離脱派が勝利した。
早速日本国内外の経済は混乱している。
しかし私はキントア豚が食べられれば浮世なんぞどうでもよい。
幸せになりたければとんかつ栄ちゃんでキントア豚のとんかつを食えw
3,700円、今日もごちそうさまでした。

キントア豚(2016/06/24)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→しっかり
メモ
世の中が変わっても、この豚は変わらない。
オテイザさんやこの豚を愛する人がいる限り…
2016/06/24 22:51
タグ