南ぬ豚
ぱいぬぶた
と読むそうだ。
難読であるが、この豚は沖縄県石垣島から来ると知れば納得だ。
開店する前に常連さんとともに待つ。
すると前にとんかつ栄ちゃんの近くに住んでいたという2人のお客さんが並ぶ。
常連さんとその方々の話を聴き、店から出てきたマスターの話も聴く。
とんかつを食べる時間も好きだが、話を聴いて待つ時間も好きだ。
開店して席に着く。
そしていつものようにマスターは私たちに調理する前の肉を見せる。
脂身に驚かされる。
バターの塊か?!と思うほど立派な脂身がつく。
驚いている私たちにマスターは
削りますか?
と知ってるくせにイジワルに聞くw
大声で話さないように心がけてとんかつを待つ。
そしてできあがり、配膳される。
食べる。
衝撃だ。
この旨さは私の心を貫く。
旨みが恐ろしく濃く、しかしどことなくまろやかに感じる。
これは餌に由来するものだろうか…
そして脂身もすばらしい。
口に含めば香りの花は満開だ。
添えられた野菜フライはオクラとナスのフライだ。
オクラの香りは夏を感じさせる心地の良いものだ。
衝撃的な旨さとの出会いは実にうれしい。
この豚をもっと知りたい、もっと食べたい。
とんかつを通じてこの豚の魅力を紹介するマスターをはじめ、この豚に関係するすべての人々に感謝だ。
2,600円、今日もごちそうさまでした。
南ぬ豚(2021/06/11)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
- メモ
- 石垣島からの衝撃
2021/06/11 20:17