とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は千代の千里豚

急性膵炎で入院したマスターが復活した。
千代の千里豚はマスターの復活から最初の豚となる。
マスターの話を聴くが、食事の制限はやはり厳しい。
油物がダメということはとんかつの試食もできない。
マスターはお客さんから豚の評価を聴くと私や他の常連さんにプレッシャーをかけるw
私は前から限定とんかつを食べることはマスターと豚に対する真剣勝負と考えていたが、マスターの口からそう出ると私は構えたくなるw
…とにかく、マスターは客観的にとんかつと向き合うことになる。
今までと異なる視点で新しい発見を得る可能性は十分にある。
とんかつ栄ちゃんが新しい章を迎えたことは間違いない。

とんかつができあがる。
女将さんとともにピンチを救った秀ちゃんに配膳される。
食べる前に赤身の規則正しく揃う筋繊維を愛でる。
そして食べる。

いきなりの強い旨みに圧倒される。
単に強いだけでなく、旨みに層がある。
食べた瞬間にわかるこの旨みに惚れるw

脂身もすばらしい。
脂の融点が低いのだろう。
融けが良く、甘く脳をくすぐる香りを放つ。

野菜フライはジャガイモのフライだ。
品種名を忘れたが、所々に筆で描いたような紫色の帯が入る。
少しねっとりとするので、この芋は粘質系の芋のようだ。
粘質系を好む私はこの芋は好きだ。

この豚は中ヨークシャー種を復活させた岡本さんが25年の歳月をかけた豚だという。
それだけ心血が注がれた豚は旨いはずだ。
2,600円、今日もごちそうさまでした。

千代の千里豚(2022/06/04)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
もっと早く知りたかったw
2022/06/04 19:29
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