とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は信州太郎ぽーくセレクト

秀ちゃんからメニュー表とリーフレットを渡される。
今回の豚を説明するリーフレットだが、初めて見るデザインだ。
信州太郎ぽーくはとんかつ栄ちゃんに来る人々の心をすでに掴んでいる。

何にでも付けられるようになったプレミアムという言葉は身近な高級感の意味を獲得した一方で特別感や希少性を失ったが、ブランド豚においてプレミアムを冠する豚はそれ相応の感動がある。
信州太郎ぽーくにおいて特別感の演出はセレクトと付けることのようだ。

お気に入りの席に案内され、マスターと女将さんに挨拶して席に着く。
数分もしないうちにマスターのお子さんが帰ってくる。
彼が長野に行ったときに撮った電車の写真を見せていただく。
長野駅は様々な車両が集まるが、相当な種類の電車を撮ったようだ。
写真は私の目の保養にもなるw

いつものようにマスターから肉を見せていただく。
ぶ厚い脂身を見ているだけで喉から手が出そうだw

そしてとんかつができあがると配膳される。
食べる前に赤身の筋繊維を愛でる。
筋繊維の太さが揃っていてきれいだ。

赤身を食べる。
筋繊維が揃うと舌触りは滅法に滑らかだ。
しかも保水力の高さは稀に見る豊富な肉汁となり、滑らかな舌触りに加勢する。
もちろん味は華やかな旨みで申し分ないのだから、舌触りの満足感と合わせてスゲェ…と感心するとともに幸せの世界に浸る。

脂身は感触も香りも良い!
舌先で崩れるような脂で、融れば頭の中で香りの花が満開だ。

とんかつに添えられたフライはりんご(シナノスイート)のフライだ。
よく見ると果肉の筋が見える。
パイナップルもそうだが、素材の構造を保つことができるようだ。
とんかつだけでなく、果物もフライは究極の蒸し料理の恩恵を受ける。

豚汁で締める。
予想を超える大きい肉がうれしいw

マスターは休み明けで体が鈍っているというが、とんかつをはじめとする食事として妥協はない。
プロである。

信州太郎ぽーくもすばらしい豚だが、そのセレクトはさすが選び抜かれた精鋭だ。
旨さと感覚で魅了された。
これからの楽しみが増えたw
2,500円、今日もごちそうさまでした。

信州太郎ぽーくセレクト(2023/01/06)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
精鋭
家に着いて気づく。
いただいたリーフレットを忘れてきた…
2023/01/06 13:53
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