とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は島原舞豚(しまばらまいとん)

先週に続き、この豚もとんかつ栄ちゃんにデビューする。
暑い夏でもすばらしく良い豚を持ってくるマスターのセンスは見事だが、それでもこの暑いときに新しい豚を登場させるのは酷でないか…?
しかし、マスターを信頼する。

店に入る。
この豚の舞豚まいとんと湯桶読みする。
鍋に入れて肉が舞う様子からそう名付けられたとリーフレットに書かれている。
私はとんかつとして食べるが、旨いは正義に基づき、細かいことはどうでもよいw

マスターから肉を見せていただく。
大陸系の豚の肉付きに似る。
夏ということをすっかり忘れてこの豚に期待する。

マスターとの会話を楽しむととんかつはできあがる。
女将さんに配膳され、豚汁の説明を受ける。
そして、食べる。

筋繊維が細かい。
歯が赤身に当たるだけで筋繊維の細かさを実感する。
そして旨い。
マスターはこの肉を甘いと表現するが、緻密な筋繊維だからか、旨みは存分に出るのだろう。

脂が良く香る。
氷砂糖を舐めて突くような甘みが脳天に届く快感を覚える。

豚汁に九州の麦味噌が使われている。
麦味噌の甘さと脂の甘さがマッチするところに赤身の旨みが加わる。
最高だ…

豚は夏でもバテないのだろうか?w
この豚もこの暑さでこのすばらしい質だ。
すごい豚が現れた。
3,300円、今日もごちそうさまでした。

島原舞豚

歯ごたえ
やわらか←☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
旨さで食べた人が舞う
実家に帰ってきているマスターのお子さんが店に来る。
彼は立派な入道雲が見えると言い、私も店の外に出てその立派な雲を見る。
14時になる前だが、日に照らされる雲は少しオレンジ色に見える。
夏だ… 夏なんだ!
2025/08/08 14:29
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