とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はくちどけ加藤ポーク(3回目)

マスターの家族は旅行していたため、今回の限定とんかつは今日から始まる。
1日違うだけでもとんかつに対する欲求度は一段と高くなる。

店に着くが、扉に6時から営業しますと書かれた札が下がる。
店の前に置かれたイスに座り、開店を待つ。

陽はだいぶ落ち、街灯の明かりはともされる。
街灯の水銀灯は徐々に明るさを増す。
近くの神社にある木々のシルエットは夕暮れの空に映える…

そういう風景を眺めている間に店の中から電話が鳴る音が頻繁に聞こえる。
とんかつに飢えている人は多いようだw

開店のときを迎える。
店に入ってマスターを見ると、マスターは少し日に焼けている。
お気に入りの席に座り、とんかつができるまでマスターの旅行の話を聴く。
日本の生活とまるで違う世界は興味深い。

私のとんかつができあがる頃には満席になる。
配膳されて、食べる。

赤身は旨味のジュースが筋繊維の間を満たし、噛むごとにそれが溢れ出る。
"1週間+1日"の1日分の渇望も相まって、心に染み入るように旨く感じる。
それはまるで背中を指圧されているような感覚で、心地よい。
そして今回は特に赤身と塩との相性がすばらしいと感じる。

ほんのりと甘く香る脂身も良い。
この豚の名前どおりで、脂身は口の中で軽やかに融ける。

前回は気づかなかったが、この豚の旨味は程よく濃くもその後味は軽い。
それであっさりした味に感じたようだ。
1,950円、今日もごちそうさまでした。

くちどけ加藤ポーク(2015/02/14)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
旨味は舌のツボを押してくる…w
マスターによると、昼の部はカウンター席が常連さんで埋まったらしい。
私を含めて、とんかつ依存症の人は多いw
2015/02/14 19:30
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