AEDと消火器の使い方を学ぶために消防署の講習会に参加する
消防署の中にある広い部屋で講習会は始まる。
講習は3人の隊員が担当する。
そのうちの1人である隊長は冗談も交えて場を和ませる。
はじめにAEDの使い方の説明を受ける。
隊員は
AEDは心臓を止める装置である
という。
確か
ためしてガッテンでも言っていたような気がする…
しかしAEDを使って終わりではなく、その後も心臓マッサージを続ける。
AEDの使用と心臓マッサージはセットである。
- 意識があるかを確認する。(名前で呼びかけるとベター)
- 呼吸をしているか確認する。 → 呼吸をしていればAEDを使う必要なし。
- 大声で助けを求め、来た人に対して119番をかける人とAEDを持ってくる人というように役を与える。(躊躇する時間はない!)
- AEDが来るまで心臓マッサージを続ける。
- AEDが来たら、音声ガイダンスやパネルの手順に沿ってAEDを操作する。
- AEDが電気ショックは必要であると判断した場合は体から離れて実行する。
- 電気ショック後に心臓マッサージを再開する。
体が濡れていると感電する危険はある。
雨を避けられるところに体を移動させ、汗などの水分を体から拭き取る。
AEDは電気ショックが必要か自動で判断するので、その使用に躊躇しない。
AEDを使わなければその人は死ぬ。
もしAEDを使って助かる命があるならば、AEDを積極的に使う。
たとえ妊婦であっても、母子ともに死ぬことを避けるため、AEDを使う。
次に119番のやりとりを練習する。
内線電話を119番の想定で、コールセンター役の隊員に内線電話をかける。
コールセンターからの質問に答えるだけだ。
実際に事が起こったときに冷静さを保って受け答えできるか不安だ…
最後に消火器の訓練をする。
外に出るために1階に下りて、消防車の脇を通る。
するとイベントは突然やってくる。
隊長は
消防車に乗ってもいいよ
と言う。
この思いがけないサプライズに私は興奮する。
遠慮するということを忘れて、消防車の後部座席に座る。
私の心は未だに無邪気な子供だw
しかし一方で冷静に物を見ている自分もいる。
トラックがベースなので座席の位置は高い。
広く感じるが、装備を身につけて乗り込むとどうだろうか…
ハッピーな気分で消火器の訓練に入る。
- 火事であることを周囲に知らせる。
- 消火器を火元から熱くない程度のところまで持っていく。
- 消火器のピンを引き抜く。
- ノズルを火元に向ける。
- レバーを握って薬液を放出する。
背の高さ以上の火は消火器での消火は厳しい。
そのときは消防車を呼ぶ。
2015/02/10 22:37