とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は愛媛甘とろ豚(6回目)
マスターは数週間前にこの豚の生産者である松田さん夫妻に会っている。
松田さん夫妻の養豚にかける情熱は愛そのものだったようだ。
SNSを拝見しても確かに松田さん夫妻には愛を感じる。
愛があるなら殺生するなということではない。
この愛は犠牲の上で命を継ぐ愛おしさを理解している者の愛なのだ。
愛媛甘とろ豚はそんな愛で育まれた豚だ。
旨くないわけがない…
できあがったとんかつを食べる。
初めの1口目は歯ごたえがないほど柔らかい。
この柔らかさはたまたまのようだが、他の部分も十分柔らかい。
筋繊維の間は肉汁で満ちている。
赤身の味は繊細で、これほど繊細な味は初めてと思うほどだ。
ガラス細工を味にしたと表現できるだろうか。
ガラス細工が反射した無数の光の点が味の細かさに相当する。
光でガラス細工の魅力が増すように、味の細かさでこの豚の魅力が増す。
脂身はほのかに甘くてよく融ける。
質はピュアそのものである。
私はマスターと松田さん夫妻の愛をとんかつという形で得た。
愛があるから旨いのだ。
2,500円、今日もごちそうさまでした。
愛媛甘とろ豚(2015/09/18)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆★☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- すべては愛だ。
2015/09/18 22:42