そんなトレードオフは嫌だw

人間ドックとして健康診断を受ける。
去年も健康診断を受けたが、嫌いになる理由はない。
しかも検診は綺麗なホテルのような施設で行う。
今回は検診の後で食事が出るという。
楽な気分で受ける。

しかし、そういうときに問題は発生する。
採血時に手にしびれが走る。
採血が終わり、次の検査を待っていると見え方はおかしくなる。
まるで彩度を強くして細かいモザイク・イフェクトをかけたように見える。
これはまずいと感じ、近くのスタッフさんに伝えようと数歩歩く。
次に気づくと、多くのスタッフさんに抱えられて車いすに載せられる。
何が起こっているかわからないが、見え方は普通に戻る。
車いすを押された先の部屋にあるベットで横になる。

私は気を失ったそうだ。
エレガントに倒れなかったらしく、頭を打ったw
体も打ったというが、この自覚症状はない。
初めて気を失った経験を新鮮に捉える。

残りの検査に加えて、頭のCTスキャンと体のレントゲン写真を撮る。
レントゲン写真は2回目だ。

スタッフの皆さんは親切で丁寧だ。
検査に誘導していただくときにも声をかけていただく。
偶発的に私が気を失ったとはいえ、申し訳ない。

検査を終えて専用のラウンジに移動すると、食事が供される。
受付のときに指定したサラダプレートだ。
様々な野菜を楽しむ。
デザートにアイスクリームもある。
贅沢をしている気分だ。

最後に検査の結果を聴く。
まず気を失ったことについて説明がある。
気を失った原因は"反射(血管迷走神経反射)"だという。
座っていたのに立ちくらみしたときのように見えたことと、スタッフさんから顔色が戻っていると言われたことで、その反射により頭の血圧が低くなったと理解する。
次回から寝ながら採血だ…w
CTスキャンの結果は問題ないというが、後で症状が出ることがあるというので、紹介状をいただく。
他の検査の結果も問題ないという。
今回も脈拍が遅いという理由で心電図に経過観察を要するBの判定がつく。

帰り道で電車を待つ。
進行方向の別の路線に目をやると、2つの下枠交差型パンタグラフが見える。
まさかと思うが、平日に走るカシオペアに会う。
EF81 81号機が牽引するカシオペア紀行 冬のごほうび号だという。
私にとってもカシオペアを見る機会はごほうびだw
気を失って頭を打っていなければこの機会はない。
しかし気を失って頭を打つことでカシオペアに会うトレードオフは嫌だw
2017/02/08 19:13
タグ