健康診断を受けて時間的な余裕ができると想定し、メンチかつを予約した。
店に入って間もなく2人の常連さんは店を出る。
カウンター席は私1人だけだ。
マスターの"夢"を聴き、私はマスターにエールを送る。
夢は諦めない限り続く…
メンチかつはできあがり、配膳される。
食べる。
メンチかつは肉に野菜や香辛料などが加わる。
総合的なうまみはこれらの足し算だ。
肉である米の娘ぶたが旨いことは証明済みだ。
肉の旨みを引き立てる野菜や香辛料などの分量はマスターのセンスによる。
そのセンスは絶妙だ。
健康診断で頭を打った私の味覚は問題なく、メンチかつの味を楽しむ。
メンチかつは2つあり、それぞれ半分に切られる。
最後の1切れを食べる頃にメンチかつは程々に冷える。
味はなじみ、熱いときと別の旨さが現れる。
マスターによると、米の娘ぶたのメンチかつは2回目だという。
意外である。
今日のとんかつ栄ちゃんは奥の部屋が賑やかだ。
マスターの小学生時代の同級生が来ていて、40年ぶりに会う人もいるという。
学校を卒業すると、それぞれの時代で自分に流れていた時間は止まる。
私は小学6年生+数日、中学3年生+数日、高校3年生+数日という感覚を持つ。
いつでもそれぞれの生徒に戻れる気がするw
2017/02/08 22:56