とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は幻豚プレミアム Honey Babe(5回目)

私が惚れる豚のとんかつを目指す。
椿の生垣は白と赤の花をつける。
気づけばもう12月だ。
毎年オリオン座を見て冬を知るが、今年は椿の花で冬を知る。

店に入って席につく。
そしてマスターが薦める肉の部位を選ぶ。
大きい構造と小さい構造のサシは程良く赤身に入る。

マスターと話しながらとんかつを待てば時間の経過を感じない。
とんかつができあがると秀ちゃんにより配膳される。
食べる。

肉汁が豊富な赤身は甘くて旨い。
目を閉じてこの他にない旨みに浸る。

脂身はさらに甘い。
花の香りを取り除いた蜂蜜を食べる感じだ。
代わりの香りは良い脂の香りだ。
このすばらしい脂身に自然と目は閉じる。

一番の驚きは赤身の柔らかさだ。
中央付近の赤身の柔らかさは尋常でなく、焼きたてのパンのようだ。
豊富な肉汁だけでこの柔らかさは得られないだろう。
不思議なほどの柔らかい赤身に頬は緩む。

とんかつに添えられた野菜フライは凄かった。
紫芋のフライだ。
野菜とスイーツとが一緒になったうまさと甘みに満足する。

肉と野菜の異なるうまさと甘さを堪能した。
光る個性を食べた満足感は他で得難い。
2,400円、今日もごちそうさまでした。

幻豚プレミアム Honey Babe(2017/12/01)

歯ごたえ
やわらか←☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
甘い赤身は焼きたてのパンのような柔らかさ
食べ終わる頃にマスターのお子さんは柔道の練習から帰る。
彼とマスターとの言葉の"掛け合い"に微笑ましく思う。
2017/12/01 22:03
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