とんかつ栄ちゃんで食べる大和肉鶏に再び驚かされる

今日は鶏かつの日だ。
心を踊らせて店に向かう。
途中で東京湾を望む区間を通る。
曇の切れ目から射す夕日は東京湾に浮ぶ船の側面だけを輝かせる。

店の前に来るとマスターのお子さんがいる。
彼と鉄道の話をしていると秀ちゃんがやってきて、まもなく2人はキャッチボールを楽しむ。
球技が苦手な私は"見る"専門だw

2人のキャッチボールが終わり、私はベンチで徐々に暗くなる空を眺める。
明るさが残る空に浮ぶ月は細い。
今季で最も寒いと感じるほど急激に冷える。
ここは心頭滅却の精神で過ごす。

開店して席に着く。
マスターと軽く会話して鶏かつを待つ。
テレビのニュース番組は日本の北部で大雪と伝える。
なるほど、東京圏も寒いわけだ…

鶏かつができあがる。
もも肉は見た目がいい。
ぎっちりと詰まる筋繊維は見た目に力強い。
そして味は見た目を裏切らずに旨みも詰まる。
噛みごたえがある肉は私好みだ。

むね肉に驚かされる。
むね肉なのにもも肉並みの旨さだ。
マスターによるとふりそでを使ったという。

むね肉も筋肉の塊だがもも肉の味より淡白で、筋肉により味が異なることを改めて考える。
そしてふりそでの登場で旨さの幅が広がり、がぜん肉の魅力が高まる。

鶏かつの終盤で奏龍をつけてさらに豊かな味を楽しむ。
すばらしい鶏だ。
2,700円、今日もごちそうさまでした。
2020/12/16 19:13
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