とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は南ぬ豚(2回目)

沈みかけた夕日と山頂から山腹までがオレンジの光を受ける富士山が絶景を生む。 この豚にかける期待と合わせて、ときめく心で店に向かう。

開店して席に着き、マスターから肉を見せていただく。
リブ側でない赤身に荒くサシが入り、程よい厚みの脂身が赤身に沿う。

話をしてとんかつを待つ。
その流れを受けてマスターは自然体で行く旨の抱負を語る。
万物の存在を肯定して受け入れることはすばらしいことだ。

そしてとんかつはできあがり、配膳される。
食べる。

1口目からかつの下側に貯まった旨味の破壊力が凄まじい。
この豚にタレをつけた?と疑いたくなるレベルだw
もちろん肉を咀嚼して得る肉汁の旨味も濃く、改めてこの豚の力を知る。

この豚は脂身もすばらしい。
僅かに感じる独特の香りは全体の香りに深みを与える。
私が好む香りで、口に脂身を含ませて香りを楽しむ。

野菜フライの野菜はかぼちゃだろうか。
色々ある野菜の品種により、別の野菜に見えるものもあるw
マスターが腐心して決定した野菜フライの野菜は様々だが、毎回のように"攻める"。
しかしいずれもとんかつに合う。

濃い旨みに脱帽だ。
また食べたい存在だ。
2,600円、今日もごちそうさまでした。

南ぬ豚(2021/12/03)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
旨みの破壊王
2021/12/03 20:51
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