とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はゴールデン・ボア・ポーク(19回目)
今回のゴールデン・ボア・ポークのとんかつはいつもと違う。
このとんかつが始まる数日前にマスターと女将さんは淡路島を訪れてこの豚を視察したからだ。
マスターや女将さんが現場で得たことや生産者さんの話を私などの消費者が聴けることはありがたい。
テーブルの席で待っていると、マスターが肉を持って来て私に見せる。
最も厚いところで4cm以上もあるような脂身がロースの芯を囲む。
脳からよだれが垂れるのを感じるw
とんかつができあがると秀ちゃんにより配膳される。
淡路島の野菜といえばタマネギだ。
秀ちゃんからタマネギが
オクテ
と聞き、品種の名前かと思ったら
晩生
だったw
季節をどう過ごすかで変わるものは豚も野菜も同じだ。
まずとんかつを食べる。
赤身の旨さは口の中で炸裂する。
味に層があり、活力がみなぎる旨さだ。
私が欲していたものはこれだ!
肉汁で潤う肉の断面は艶やかだ。
たくましい脂身に心を奪われる。
融けた脂で満たされる
セル
からなる脂身で、噛むと融けた脂が出てくる。
そして最後にグニグニと噛み応えのあるセルの壁が残る。
もちろん融けた脂は良い香りだ。
春のタマネギは春のフレッシュさがあるが、晩生である今回のタマネギは落ち着いた雰囲気を醸す。
えぐみとは無縁だ。
香りと甘みを楽しむ。
私の番は昼の部の終わりに近く、マスターの話を聴きながら食事する。
視察は有意義だったようで、話を聴く私も興味が湧く。
刺激は良い…
マスターの話から推測すると、ゴールデン・ボア・ポークのポテンシャルは私の想像を超える。
今後も私を驚かせ続けるのだろうと思うとワクワクするw
3,300円、今日もごちそうさまでした。
ゴールデン・ボア・ポーク(2022/11/11)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- 淡路島の宝
体格差による交尾が厳しくても人工受精は物理的な障害をなくす。
2022/11/11 15:17