とんかつ栄ちゃんで青森シャモロックの鶏かつに夢中になる

とんかつと異なる旨さを求めて、とんかつ栄ちゃんで青森シャモロックの鶏かつを食べる。
とんかつはもちろんだが、鶏かつもファンは多く、今回の鶏かつも予約だけで完売だ。

秀ちゃんに誘導されて水槽に近い奥の席で待つ。
水槽の水面近くにある板は亀の休憩所だったが、今は白っぽい魚の住処のようだ。

鶏かつができあがり、配膳される。
予告のとおり、奏龍のパウダーはなくなる。
その代わりは屋我地島の塩のようだ。

まずモモ肉を1切れ取り、断面を愛でる。
モモ肉だが筋繊維が細かい。
口に含めばその瞬間に鶏の香りは口を満たす。
そして旨みが続く。
上品な旨みだが芯が強い。
1口食べるごとに頭は垂れて、旨みの世界に溺れる。

ムネ肉も1切れ取って断面を愛でる。
筋繊維が密な部分はなめらかで、見惚れるほど美しい。
筋繊維が分かれてできた細かい隙間を満たすものは空間でなく液体だ。
肉汁か融けた脂だろうか、どおりでパサつかないわけだ。
旨みは上品さを増し、脂の香りで幸せの頂点に達する。

今回もW村越のマジックにやられた。
こういう良い思いは何度でもやられたいw
3,800円、今日もごちそうさまでした。
2022/11/23 14:21
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