とんかつ栄ちゃん、特別限定とんかつの豚は十勝ロイヤルマンガリッツア(7回目)

この豚のとんかつやメンチかつを通じてすばらしい体験をさせてもらった。
この豚と今生の別れとなるのだろうか…?
そうなるとしても悔いはないが、未練は残るw

外で順番を待っていると、店からハンマーで叩く音がする。
豚肉を相手にこの音はそうない…

秀ちゃんにテーブルの席へ案内される。
お客さんが去るとカウンターのお気に入りの席に改めて案内される。
マスターは私に肉を見せる。
ぶ厚い脂身によりロースはまるで紅白のブロックのように見えるw
脂好きの私はその様を見てニンマリと微笑む。

マスターの話を聴きながらとんかつを待つ。
マスターは純血(種)の重要さを熱く説く。
もちろん善悪や優劣という意味でなく、私は種の原点を失うなという警鐘と捉える。
どこの馬の骨かわからぬ私が言える立場か誠に怪しいが、私でもそれを十分に理解する。

音の正体がわかる。
リーキに巻く脂身を延ばすために叩いていた。
記憶をたどれば確かにそうだった。
忘れていた…

とんかつができあがり、配膳される。
摂取できる食品に制限があるマスターは実際に食べる代わりに目で食う技を体得したそうだが、その効果は盛り付けに表れたか。
脂身で巻いたリーキは輪切りにされ、リーキの巻きは鮮やかな緑色の同心円を描く。

赤身から食べる。
ロイヤルの冠にふさわしい濃厚な旨みだ。
他を圧倒する層の厚い旨みはこれこそが純血種という絶対的な存在感を放つ。
私は一撃でひれ伏すw

脂身に驚く。
その量でなく、旨いのだ。
香りが良い脂身の豚は多いが、この豚の脂身は味も旨い。

リーキはその香りと脂身の甘みと絶妙に合う。
わずかに塩をまぶすと新たな感覚を呼び起こされるように味わえる。

とんかつを中心とする個々の料理はすばらしく、食事としてもすばらしい。
そして香の物に赤かぶの漬物が添えられていることに喜ぶ。
私はこの漬物のファンだw
そうか、もうそんな季節だった…

今回も最高の食事をいただいた。
今日もごちそうさまでした。

十勝ロイヤルマンガリッツア(2022/11/25)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→しっかり
メモ
純血種を食べて知る重要さ
2022/11/25 15:23
タグ